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行政書士碇川豊

     いかりがわ ゆたか

氏   名 碇  川   豊

2011年 8月 29日 大槌町長

2015年 8月 29日 辞職

2015年12月15日 行政書士​

​著書「希望の大槌」

 途方もない東日本大震災によって、多くの人々の尊い命、財産、家族、団欒、仕事等が失われた。一人の命は地球の重さより重いとされるが、それを遥かに超えた人々が消え我々の知らない世界に旅立ち逝ってしまった。そしてどんな言葉を持ってしても言い表すことが出来ないほどの悲しみや苦しみが生じた。

気の遠くなるような地球の歴史に比べたら人間の一生なんて、一瞬の一瞬に過ぎない。その一瞬に我々の世代が東日本大震災に奇跡的に遭遇した。

 今を生きる世代として、二度と同じ思いをさせてはならない。後世に、この震災の記憶を風化させることなく次世代にしっかり伝えていく使命と責任が今を生きる世代の我々にある。

 

大槌町は、大震災によって、産業経済経営基盤の全てを失い、人口減が一気に進み、雇用環境や少子高齢社会など多くの課題に直面している。

大槌町は、被災前、人口減少や少子高齢社会の進展等から、保育、学校、産業等の各分野に亘って影響が顕著に現れ過疎指定を受けた。

また水産業も担い手不足で基幹産業として存続が懸念され、さらには中心市街地の商店街はシャッター街と化し文字通り賑わいが無くなっていた。追い打ちをかけるように大震災により、尊い命、財産、生業やコミュニケーションまでも失われた。

 

壊滅的な被害を受け何もかもゼロとなった新しい大槌の町づくりは、これから先、人口減と高齢社会に直面する日本国民の課題でもあり縮図である。

単に震災前の元のまちに戻すだけの復興では無い。知恵を絞り多方面から知を集めた創造的な復興について、全国から注目されていると云っても過言ではない。

 

嘆いていても何も得るものが無い。歩かなければ草が生え、いつしか歩む道を見失うだけだ。明るく前向きに歩かなければ、ただ時が進むだけだ。無駄にすごしていい時間は無い。今日という日は、二度と訪れない。

 

「被災地だから見える日本の姿」をテーマとして、私なりに思いつくままに文章化した。

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